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案内図

参拝について

冬木沢詣りで最も一般的なお詣りの仕方を紹介します。高野槙
ご宗旨にかかわらず、お詣りのできるお盆迎えの霊場ですので、安心してお参りください。
参拝時間は「日の出」から「日没」まで。集落外に駐車場が2カ所用意してあります。
まず、山門をくぐり、奥之院のご先祖さまや、新仏さまにお上げするお花である高野槙を求めます。高野槙以外のお花は奥之院にはお上げできませんので、注意が必要です。
次いで、空也清水(1番)で身心を浄め、阿弥陀堂(2番)でご本尊の阿弥陀さまに礼拝します。そこで、ご供養したい故人(お顔を知っている比較的新しい仏さまたち)の数だけ経木塔婆(カナガラボトケ・カカジョとも)をお頒ちしてもらいます。塔婆8寸
今年が初めてのお里帰りになる新仏さま、新盆(初めてのお盆)をむかえる新仏さまには必ずお上げしましょう。ただし喪(忌中)があけていない新仏さまの場合は、来年が新盆となります。この場合、新仏さまへのお塔婆は来年以降のこととなります。
また、「◯◯家先祖代々」(お顔を知らない古い仏さまたち)というかたちでのご供養ができるすこし大きな経木塔婆や、下記のようなものもご用意していますので、新盆に限らずお詣りください。塔婆12寸
昔から、冬木沢詣りにつきましては「新盆は必ず」「なるべく三年間は」「できれば毎年」と言い伝えられています。

・お線香(奥之院前の香炉に献じてください)
・ろうそく(奥之院本尊の阿弥陀さま御宝前に献灯していただきます)
以下の「各種おふだ」「結縁塔婆」などは、ご自宅のお仏壇にお飾りしていただきます。
・各種おふだ(ご本尊・空也上人・南無阿弥陀仏)
・結縁塔婆(空也上人が京の市中に建立した八尺の塔婆を模したもの)

結縁塔婆必要なものをとり揃えましたら、十王堂(3番)で閻魔さまを礼拝し、階段をのぼって茶湯場(4番)でご先祖さまに一服つけてもらいます。そしていよいよこの冬木沢詣りの眼目である塔婆をお納めする段取りに取りかかります。
奥之院(5番)前に用意してある記入台で、経木塔婆に戒名や法名、不明であれば俗名(生存中のお名前)などの必要事項を記入します。筆記用具は用意してありますので、ご持参の必要はありません。記入しましたら、奥之院(4番)におこころざしのお布施を添えて納めます。奥之院の僧侶に塔婆のうらに梵字を押印してもらい、塔婆納めの完了です。その後、6番、7番、8番、9番を順序よく参拝します。
このようにして奥之院(5番)納められた経木塔婆は、毎日、午後一時から、阿弥陀堂(2番)の対面に仮設してある施餓鬼堂(H)において、僧侶方が「施餓鬼法要」を勤修し、ご供養いたします。
施餓鬼2この施餓鬼法要では、中央の導師が餓鬼への施しを与え、それによって生じた善根を、僧侶方が唱えるお経や各種真言の功徳と併せて、三界万霊、中でも経木塔婆に記入された故人に廻向しています。このようにご供養された経木塔婆は、祭礼期間終了後から一年間阿弥陀堂の本尊さまの御宝前にお供えした後に、お焚たきあげいたします。
特別供養につきましては、以下をお読みください。

特別供養

冬木沢詣りでは、亡き故人をさらにねんごろにご供養する方法として、「特別廻向」「施餓鬼塔婆供養」「五輪塔供養」という三種の特別供養をご用意しております。
まず「特別廻向」とは、八葉寺永代の過去帳に故人のお戒名やご法号を記載して、祭礼期間中に毎日厳修される施餓鬼法要においてお名前を申し上げ、特にご供養するものです。階段
施餓鬼次に「施餓鬼塔婆供養」とは、過去帳記載の他に、木製三尺のお塔婆を建立して特にご供養する方法です。お塔婆は施餓鬼法要時に施餓鬼堂の壇に安置され、一年間阿弥陀堂の本尊さまに供えられた後、翌年から奥之院までつながる階段脇に立てられます。
最後に「五輪塔供養」とは、過去帳記載の他に、木製の小さな五輪塔の中に、故人のご遺骨や遺髪、遺歯、遺品の一部を納め、八葉寺に奉納し、永代にご供養する方法です。言わば分骨で、昔から多くの信仰ある人々によって受け継がれてきた、全国でもこの八葉寺にしか残されていない最も丁寧なご供養の風習です(国の重要有形民俗文化財に指定されています)。奉納された五輪塔は、期間中施餓鬼法要でねんごろにご供養された後、八葉寺の本堂・奥之院に永代に安置されます。また五輪塔は、彫刻済みの完成品もご用意していますが、昔に習い、奉納される方がご自身で彫刻して色づけすることができる、「手作り五輪塔一式」もご用意しております。これら特別供養の申込みは、期間中、阿弥陀堂(本堂)において受け付けております。
三種の特別供養を申込まれた方には、祭礼終了後に「廻向之證」と並びに「木札」を、ご供養のあかしとして郵送しております。

 

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